手づくり教育

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手づくり教育とは

目の前の子どもたちにとって一番いいものは何か、必要なものは何か、それを素直に考えると、大概のものが自ずと手づくりのものとならざるをえません。もちろん、その手づくりよりもすぐれたものがあればそれらを採り入れますが・・・。手づくりのものは、オリジナルであり、それは他と比べれば自ずと特別なもの、スペシャルなものとなっています。本校の教育は特徴あるとか、特色あるプログラムがたくさんあると評されますが、それはあくまで結果です。いわゆる受験教科といわれる5教科の教育も、その他の教科や各種学年・学校行事などのプログラムも、いずれも本校の生徒のための手づくりでスペシャルなものばかりです。

教師自らが手づくりのオリジナル教材

東京の誰かが編集した検定教科書。それは、決して目の前にいる生徒を想定したものではありません。最大公約数の産物です。目の前の生徒にとって最良の教材は、わが子のために作る弁当のように、手づくりしかありえません。1枚のプリントから製本化した教材まで、自ら教材を作りきる教師の力量は、他人が作った教材を使う教師とは明らかに違います。

人間科の授業作りから波及する教科指導力の向上

背景学問もなく、教師自ら受講したことのない全くオリジナルな「人間」の授業。その授業準備のために、教師は毎回事前学習会をもち、授業実施後はすぐに反省の集約と次年度に向けた改善策を協議します。教科専門から離れた領域の授業を互いに作りだす作業を通じて、例えばファシリテーションスキルや教育作りのプロセス理解などがおこなわれ、そのことが自らの専門教科の指導技術の向上に繋がっています。教師にとって、全てを1から作り上げる手づくり教育のトレーニングの場です。

全ての学力につながる「書く力」の育成

携帯・メールなどの言葉に関わるテクノロジーが普及して以降、子どもの言語能力は恐ろしく低下しています。それは、国語の時間数を増やすレベルで対応できるものではありません。面倒でも手を動かして書く行為を様々な場面で遂行し、添削を繰り返すしかありません。本校では全教科において書かせる教材を準備しています。○×では済まない添削指導には時間と体力が教師にも求められます。しかし、この指導に向かい合うときほど、個々の生徒に対する手づくり感がでるときはありません。

毎週の科会とLANで共有される日々の気づきと指導技術の資産

毎週行われる科会では各科が打ち立てた「生徒に育みたい学力」の柱に照らし合わせ、各学年の学力状況の把握や指導技術の共有交換などのOJTが行われています。また、各教員のコンピュータはLANでつながっており、雑多な教員業務の中でも各単元での生徒のつまづきや効果的な指導などのつぶやき(ツイッター)が共有されることがシステム化され、誰もが状況把握できるようになっています。また、開発された新教材も資産として共有するなど、日々新しくなる教材と指導技術で生徒に臨んでいます。

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