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5教科

「21世紀型高学力の養成」を担う5教科

本校が掲げる4つの教育目標のうちの1つ、「21世紀型高学力の養成」を主として担うのが、いわゆる五教科(国語、数学、理科、社会、英語)です。

21世紀型高学力。流動的でさまざまな要因が複雑に絡み合う21世紀社会にあって求められる学力。それは、誰も解明していないことに挑むアカデミックな学力ともいえます。問題解決型の学力です。

この高学力はいかにして養うことができるでしょうか。

6年一貫教育だからこそ、先を見通した揺るぎない指導ができます。大学進学、いや、もっと先にも必要とされる高学力の視点から、中高の6年間を逆算して想いを込めたプログラムを作成し、計画的に実践することで、中学段階から時間をかけてこの高学力を育むことができるのです。

各教科ではどんな力を生徒の中に養いたいのでしょうか。

本校は進学校として「21世紀型高学力の養成」を教育目標の1つに掲げ、確固たる信念を持って生徒と向き合っています。生徒の中に養いたい力、各教科の想いを簡潔に表現しました。絶対にぶれない教科の軸です。

私たちはこの軸に基づいて、6ヵ年の授業を展開していきます。

国語 生徒の中に養いたい力:「きちんと読める きちんと書ける」

至極当たり前のようなことだけでも、本質中の本質です。そして、単純だけども、真に手間隙と体力が要求される指導です。

鑑賞であるとか、表現力であるとか、国語に求められるものは他にもありますが、「読める」、「書ける」を外して、その周辺の能力に深みをもたらすことはできません。

素材文がどんなジャンルであろうと、そして長かろうと短かろうと、「なんとなく」ではなく、きちんと筆者の論理、主張をつかみ、読める力は、国語のみならず全教科の土台でもあります。

そして、様々な文章の理解を土台に、自らまとまった文章を書くことを目指す過程で、適切な表現や指示語への配慮する力や、全体構成を俯瞰で捉える力が養われ、この力によりさらに読解力も厚みが増してゆきます。

きちんと読めるとはどういうことか、きちんと書けるとはどういうことか、6ヵ年の授業を通して、随所でその指摘、発問を受けます。やがて、「曖昧で」とか「なんとなく」といった返答が憚れるとともに、「きちんと」した返答が戻ってくるようになります。

◎この力は自ずと難関大対策となっています。

基本的なことですが、的確に解答するためには、課題文(文語文も含む)における言葉の意味、論理展開をふまえて、筆者の主張を把握しなければなりません。また、設問の背景にある出題意図、要求も的確に捉える必要があります。

さらに、解答を作り上げる際には、要求されていることを過不足なく書かなければなりません。場合によっては、要約や自分で文意に適う言葉を探して解答をまとめてゆくことも求められます。

「きちんと読める きちんと書ける」力が、難関大学ではまず求められているのです。

そして、国語でいうこの力は、国語の試験のみならず、すべての教科の根底に通じる土台となる力です。どの教科であれ、ある程度のまとまったテクスト(文章)に対する対応能力は難関大の問題対応の前提能力です。

数学 生徒の中に養いたい力:「もがけ、残せ、目指すは美しく」

21世紀社会の「問題解決」。とにかく何としてでも解決していかなければなりません。そのことが、自分が、人類が生きることに直結していきます。白紙回答なんてあり得ません。一発で100%ではなくても、何とか解決の糸口を見出し、前進することが必要です。数学は、こういった力を育むには、最たる教科ではないでしょうか。

しっかりトレーニングした何パターンかの解法を頼りに、汗をかきながら、手を動かしながら、議論しながら、もがく。このもがく姿勢、態度が日々求められる中で、深い思考力が養われます。

「残せ」とは思考のプロセス、もがきの形跡を書き残しておけ、ということです。自らの思考のプロセスに対する指摘も受けることができることはいうまでもなく、何よりこのように「書く」ことが、論理的な思考の最良の訓練であることはいうまでもありません。

そして、同じ解くなら、数学の醍醐味は、やはり明快さであり美しさです。

皆が「おーっ!」と感嘆するような解法、解答。ここを目指してほしい。

合言葉のように、6ヵ年、日々 「もがけ、残せ、目指すは美しく」に基づいた指導が展開されていきます。

◎この力は自ずと難関大対策となっています。

難関大の問題は、解法の取っ掛かりが容易に掴めないことにそのハードルの高さがあります。目指すは美しくのレベルまで鍛えられた生徒は、パスカルが説くような直観力が備わり一気に透徹するかもしれません。また、そのレベルになくとも、反復トレーニングでものにしたいくつかの解法をもがきながらも試していく中で、取っ掛かりを見つけるという地道な姿勢こそが、この手の問題に対する正攻法であるのです。

社会 生徒の中に養いたい力:「一つ一つの事象 ⇔ 全体像」

社会は暗記教科とよく言われます。確かにテストの点数を取るということだけで言えば、問題の性質にもよりますが、用語や年号などの暗記によってある程度の得点を取ることは可能でしょう。ですが、そんな虫食い問題を解くためだけに社会科の授業はあるのでしょうか。

流動的かつ複合的な因子が絡み合う21世紀社会を生きていく生徒たちに身につけてもらいたい学力とはどのようなものか?

社会科で学ぶのは、個々の事象や因子が集まり、つながって見せているもの=社会事象です。その社会事象をきちんと捉えるためにどういった力を身につけさせるべきか。われわれが育みたいのは、1つ1つの具体的な事象を的確に理解すると同時に、その具体的な事象を切り口として社会の全体像を見通し、見通し得たその全体像から改めて個々の事象を眺め返してその事象への理解をより一層深めていける力です。それは、木を見ながら森も見、森を見ながら木も見るということです。

社会科の授業では「個々から全体へ/全体から個々へ」と、視点の置き場所を発問などによって絶えず問うていきます。視点の置き場所の変化を要請する発問が6ヵ年にわたって授業内で繰り返されれば、複数の視点を確保しようとする姿勢が自ずと身につき、さまざまな形で直面することになるであろう現実的な問題に対しても、より精度の高い認識を持つことができるようになるはずです。

◎この力は自ずと難関大対策となっています。

難関大学における入試の論述問題では、個々の事象を正しく理解しているかどうかとともに、ある時代・問題に対する俯瞰的な視野をきちんと確保できているかどうかが問われます。  授業中、何気なくさらりと難関大の論述問題を、単元が終わったときなどに発問として投げかけることもあります。その時、生徒の中では、個々から全体へ、あるいは全体から個々へ、というダイナミックな思考が実現されるようになっているはずです。

理科 生徒の中に養いたい力:「科学者(フロンティア)の視点で」

科学者(フロンティア)の視点にたった考え方ができるようにしたい。
そして、実証に基づく合理的検証ができる力と、さらなる探求心を育てたい。

流動的で複合的な要因が重層的にからむ21世紀社会で、その未来を予見することは容易ではありません。そんな社会の中を生きていくために求められるのは、現状を客観的かつ正確に捉えた上で合理的判断を行い、意欲的に問題解決に挑むことができる高い学力です。

多くの科学者たちは、自分たちを取り巻く事象の解明と問題の解決に最先端(フロントライン)で挑み続け、社会を変革し成長させる原動力となってきました。彼らのように的確に事象を捉え合理的に考えて問題を解決する能力を育むのが、「理科」という教科です。

とはいえ、中学校・高等学校の理科で扱われる内容のほとんどは、過去の科学者たちにより発見された事実や法則です。これを事実や法則ありきで、それを利用した問題演習に腐心するような授業では、21世紀の型高学力を育むことはできません。本校では、たとえ先人たちによって見出された法則であっても、元となるデータを検証・推論し、合理的な結論を導き出して全体像を理解するという、まさに科学者(フロンティア)の視点で授業展開を行っています。

◎この力は自ずと難関大対策となっています。

たとえば、東京大学の入試問題では、高校教科書で扱うことのない現象やオリジナルな実験装置が設定してあり、その状況を正確に理解して合理的な推論をすることで解答にたどり着けるというような問題がよく出題されます。このような問題では、過去の入試問題のパターンに当てはめて機械的に答えを導くのではない、まさに科学者のスタンスで物事を捉え解決方法を探る能力が必要となります。

英語 生徒の中に養いたい力:「Critical Thinking」

幅広い分野の英文(読み、聴く)に触れ、英語を通じて多様な知識を身につける。
さらに、クリティカルな視点を持って読み、表現(書く、話す)することを通じて、国際世界で通用する思考力(クリティカル シンキング)をおよび英語運用能力を育てる。

意外と思われるかもしれません。英語といえば、読む、聞く、書く、話すの4技能が定番ですが、 本校が根幹として目指しているのは、もっとその奥深いところのものです。

Critical Thinking とは直訳すれば批判的思考となりますが、実は日本語の中に対応する言葉を見出すことが難しい概念です。英語のネイティブの発想で英語を運用できる能力の根幹の力、とでも表現するのが近い表現かもしれません。

国内企業ですらすでに上司、同僚、そしてビジネスパートナーが様々な国籍で多様性が増す21世紀社会において、正しく意思疎通ができるコミュニケーション言語が英語であり、そこで求められる英語運用能力は、冗長的な日本語運用の思考をベースに器用に読む、聞く、書く、話すのではなく、状況や文脈ネイティブ発想で捉えて読む、聞く、書く、話すことができる能力です。

◎NAGISA METHOD

この目的を達成するには、6ヵ年という時間だからこそ可能なオリジナルなカリキュラムNAGISA METHODの開発が不可欠でした。 ※以下2011年度入学生カリキュラム(予定)

ステージT 英語の根幹を育てる基礎期
 〜 五感で英語を感じ語感を育てる 〜

  • 1年 週5時間をネイティブ教員 週1時間を日本人教員
  • 2年 週4時間をネイティブ教員 週2時間を日本人教員

ステージU 英語運用能力の育成期
 〜 英語4技能をバランスよく育て、積極的に英語を運用する 〜

  • 3年 週3時間をネイティブ教員 週4時間を日本人教員
  • 4年 週2時間をネイティブ教員 週6時間を日本人教員

ステージV 英語運用能力の完成期
 〜 国際社会に通用する英語の育成 〜

  • 5年 週1時間をネイティブ教員 週6時間を日本人教員
  • 6年 週2時間をネイティブ教員 週6-7時間を日本人教

◎この力は自ずと難関大対策となっています。

難関大学に限らず、大学の入試問題は日本人向けに書かれた英語ではありません。英語の背景知識や考え方を理解し、要約、論述などの発信型の英語力を身につけることで難関大学の記述問題には十分対応できる実力を養うことができます。

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