合格体験記(西原 輝)

顔写真

西原 輝

平成31年3月 広島なぎさ高校卒業(12ヶ年生)

なぎさ公園小学校卒業生

東京大学 理科一類 合格

私は小学校、中学校、高校と合わせて12年間なぎさにお世話になり、まさになぎさに育ててもらいました。なぎさの魅力は、勉強面はもちろん、人間力の育成に力を入れていることだと思っています。ここ数年、将来AIが人間を支配するようになるのではないかと取り沙汰されている中で、たとえそうなったとしたら、人間力が今後さらに重要になってきます。この人間力とは、例えば思いやりであったり、助け合いであったり、人情といった、AIにはないものです。人間力は初対面の人に好印象を与えたり、チームで協力して活動したりするのに必要なもので、私も人間力を高めてなぎさでは良い人間関係を築くことができました。世の中で求められている、人を魅了する力を持ち表現力が豊かな、良い意味で「人間くさい」人材を育成できるのがなぎさです。

そもそもなぜ小学校からなぎさに通おうと思ったのかというと、10年以上前なのではっきりとは覚えていないのですが、学校周辺の環境が恵まれているからだと記憶しています。校舎が綺麗であることに加えて、公園や海老山の近くで緑も多く、川や海に囲まれ潮風が時折吹くような自然環境も決め手の1つでした。小学校を出て他校に行く選択肢もありましたが、のびのびと過ごせる環境があり、「人間くさい」フレンドリーな仲間達がいるなぎさに通い続けて正解でした。私自身はもちろん、友達みんなが心から「なぎさに通ってよかった」と思っています。時々他校の生徒と関わることがあるのですが、なぎさの学生ほど純粋に学校を愛している学生は見たことがありません。主観抜きでそう思います。

中学での3年間は、コツコツと勉強を続けていました。勉強の中心は授業です。確かに宿題は多いのですが、それ以上に思考することに重点を置いた授業が私の力を高めるのに役立ちました。今から思えば、この積み重ねによって勉強の下地ができて、高校生になってからも自然と受験に向けた勉強ができたのではないかと思います。また、自ら学習しようという意欲はこのころから持っていて、前向きな姿勢であったからこそより学びが深まりました。また、失敗も繰り返していたように思います。その最たる例が自己表現力コンテストです。これは、日本語、あるいは英語で、自らの持つ意見を発表したり、物語を全身で表現したりして競うものです。限られた人数しか出場できない中、私は中学生の時に2度出させていただきました。しかし、その2回ともに、恥ずかしがって早口になったり、観客に自分の意見を届けきれなかったりなどが原因で、結果は下位に終わりました。それでも、この2回の経験で、人前で発表するときにどうすれば自分の思いを忠実に余すところなく伝えられるのか、どうすれば人を惹きつけられるのかなど、多くのことを学び、その後発表の機会があると人に褒められることが増えてきました。皆さんも、クラスでの予選会を勝ち抜き、自己表現力コンテストに参加されてみてはいかがでしょうか。

高校に入ってからは、2年間生徒会役員として活動してきました。会長のような花形の役職ではありませんでしたが、文化祭をはじめとした行事を裏方で支える中で、チームワークの大切さや、先を読んで行動することの難しさなどを実感しました。普段の学校生活では味わえない経験でした。また、放送部にも所属していたので、生徒会で重要な役職に就いていた高校2年生の時は特に学習時間の確保に苦労していました。そこで、学校には7時30分に登校して朝1時間勉強したり、休憩時間も5分でも勉強したりしていました。放課後はなかなか時間がとれなかったので、勉強時間を増やすことよりも、限られた時間でどのような目的をもって勉強するかを考えていました。もちろん高校時代も授業を怠ることはありませんでした。授業時間中はとにかく頭を使って、濃密な時間にするよう意識していましたし、小テストがある授業は、小テストの勉強はしっかりするようにしていました。特に英語は授業以外ではほとんど何もしていませんでしたが、その授業に全力を注いだ結果、センター本番では200点中192点をとることができました。高校3年生になり、時間がとれるようになると、個別に補習をお願いして、授業では扱えないような問題を解説してもらったり、きめ細かい指導を受けたりすることができました。先生方が丁寧に指導してくださったおかげで、実力を着実に高めることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、なぜ東京大学を志望したのかですが、私の場合は、大学から決めたのではなく、学部や学科から決めていて、学問としては建築学を志望していました。元々設計図を見たり書いたりすることが好きで、レゴブロックでよく遊んでいたりと、建築への興味が小さいころからあったのがきっかけです。そして、大学を選ぶ際に、デザインに強い大学や、技術面に強みを持っている大学というのは他にもあったのですが、あらゆる分野が強い大学というのは、東京大学以外にありませんでした。さらに、高校2年生の秋に、東京大学の教授の方と話す機会があり、教授の建築に対する姿勢や考え方に感銘を受け、東京大学を目指すと決心しました。東大の場合、科類別に入学試験を行うので、まだ建築学科に入ることは決定しておらず、大学でも努力を続けなければならないのですが、必ず建築学科に進み、自分が設計した街を作るという最終的な目標に向かって精進していく所存です。

最後になりますが、一番大事なのは気持ちであると私は思っています。必ずこの大学に合格するんだという強い決意、将来こんなことをしたいという希望といった長期的なものはもちろん、この人に負けないように頑張ろうとか、みんなにもっと優しく接するようにしようなど、当たり前の日常でも前向きな気持ちで過ごしていると、自分の周りの世界だけでなく、周りの人の自分に対する見方も不思議なほどに変わってきます。その気持ちを支えるのが人間力であり、なぎさに通って一番成長した部分です。皆さんも、なぎさでこんなことを頑張るんだという強い気持ちを持ってください。きっと、「なぎさに通ってよかった」と心の底から思える学校生活になるはずです。

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