合格体験記(藤田 眞奈)

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藤田 眞奈

平成29年3月 広島なぎさ高校卒業(6ヶ年生)

東京外国語大学 言語文化学部 言語文化学科 合格

私は父親の仕事の都合で幼少期にタイに3年ほど暮らしていました。私が通っていたインターナショナルスクールでは、日本でいう小学校1年生から3年生までの様々な国籍のクラスメイトと一緒にすべて英語の授業を受けました。最初は英語の発音に苦戦しましたが、日を重ねるごとに英語が自分の中に浸透していくのを感じ、日常的に英語を使うことが普通の状態になりました。また、クラスで世界の衣食住を実際に体験する機会があり、世界の多様性を実感する中で日本とは異なる文化に興味を持つようになりました。これらの経験のおかげで、帰国後も英語に対する興味は益々大きくなり、海外研修旅行やネイティブの先生による英語の授業が充実しているこの広島なぎさ中学校を志望しました。

中学生の時は、特に進路について深く考えることはなかったのですが、毎日が充実していました。室内楽部では放課後や休日も練習に励みましたし、特にネイティブの先生の英語の授業は積極的に臨むことで、益々英語が好きになりました。中でも、一番印象的な行事は中学2年生の時に参加したニュージーランド交換留学です。最初にニュージーランドの子が私の家でホームステイをしたのですが、日本の習慣や文化に戸惑っていたのがとても印象的で、私たちが当たり前だと思っていることが海外ではそうではないことに気付きました。その後、私がニュージーランドでホームステイをしたのですが、同じようにニュージーランドの生活にすぐにはなじめませんでした。しかし、学校の授業が自由なスタイルで個人の発表する場が日本より多かったので、積極的に自分の意見を述べてクラスメイトと関わることができました。初めて訪れた土地の文化や歴史に触れることで、日本と違った文化をもっと深く学びたいという想いが強くなりました。

高校生になると、部活では責任のある仕事が増えてきました。オーケストラは個人戦でもあり団体戦でもあります。自分自身の演奏技術を高めながら後輩の面倒を見る中で、与えられた仕事を責任持ってやり遂げることの大切さを学びました。放課後は部活中心の生活でしたが、少しずつ自分の進路についても考えていきました。自分の進路を考える中で、高校1年生と2年生のニュージーランドでの研修は自分の将来の生き方に大きく影響したと思います。高校1年生は、3週間ほど現地の高校に通い、英語で社会や理科などの授業を受けました。ホームステイ先の同じ高校生が、将来の夢を持ち、ボランティア活動を通して社会に認められるように努力していた姿を目の当たりにして、自分も早く夢や目標を持って動かなければ進学目標も見つからないと思い知らされました。高校2年生の3ヶ月留学では語学の勉強だけでなく、現地のたくさんの働いている人たちとも交流することができました。クラスのメンバーはさまざまな国から来た大学生か社会人で、会話をするときは常に相手の国の文化・歴史的背景を踏まえて話すよう心掛けました。なぜなら、私が渡航前に決めた研究テーマである「世界の国々における人間関係の築き方」は全ての国に共通する点がありました。その答えは、思いやりの心を持ち、些細なことから専門的なことまで様々な分野の交流をすることが良好な関係を築くことの第一歩でした。この研究結果から、世界の国々は文化や歴史は異なりますが、根本的な相互理解は同じであることを肌で感じることができました。このように海外での研修を通して、ニュージーランドをはじめ様々な国の文化や歴史について理解を深める中、特に幼少期から馴染みのあるタイの発展の軌跡と未来を見たいと思うようになり、高校3年生になって東京外国語大学でタイ語を学びたいと思うようになりました。

志望校が決まった後は、試験に向けて対策を立てました。国立大学なのでセンター試験の勉強はもちろんですが、独特な問題方式が採用されている二次試験の対策も先生方と一緒に取り組みました。得意だった英語はネイティブの先生に指導を受け、ライティングの力を磨きました。苦手な論述のある世界史では、教科書を読み込み、先生の添削指導を受けて文章の質を上げていきました。なんとか苦手な科目を克服し、得意科目で点数を伸ばすことで、本番では自分の力を出し切ることができました。合格発表で自分の受験番号を見つけた時は、それまでの苦労が報われ、今までにない達成感を感じることができました。

これからは、外大生として英語だけでなく様々な言語を習得し、異なる国の文化や歴史について広く学び、大学内にいる留学生とたくさん交流を持ちたいと思っています。専攻のタイ語については、その不思議な文字の形や発音の成り立ちを、歴史的な事象と関連付けて学びたいです。また、タイだけでなく、東南アジア、ユーラシア大陸、世界全体と視野を広げていき、グローバルに活躍できる人になりたいと考えています。

最後に、後輩の皆さんへのメッセージです。今から色々な困難にぶつかることがあるかもしれません。その時はあきらめず、最後まで粘り強く頑張ってみてください。その頑張りが次の困難を乗り越えるための力となります。また、新しいことにどんどんチャレンジしてみましょう。そうやって将来への希望をたくさん持って、自分自身で新しい道を切り開いてください。

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