学校紹介

なぎさの社会人

将来を決めたきっかけは、なぎさの先生!

イメージ

生田 裕貴さん

2012年3月 なぎさ公園小学校卒業(第4期生)

2018年3月 広島なぎさ高等学校卒業

2022年4月 なぎさ公園小学校赴任

私は小さな頃から生き物が大好きで、自然いっぱいのなぎさは、まるで宝島のような学校でした。

色、匂い、形、普段は使わない五感が刺激される経験はなかなかできません。大学の教育実習で訪問した時、自分が好きだった場所を探検しました。小学校の先生になりたいと思ったのは6年生の時の担任の先生がきっかけです。クラスの一人ひとりと話す時間を設け、「今何がしたい?」「どんな気持ち?」と自分の話を聞いてくれました。内向的でクラスに馴染めず、教室を飛び出したこともありました。そんな性格の私をクラスメートと関われるような活動に参加させてくれ、本当に自然に溶け込めるようにしてくださいました。

今考えれば大変だったと思うのは、クラス全員の似顔絵や1年の活動を個人別に巻物デザインにして作ってくださったこと。時間がどんなにあっても足りないぐらい子どものことを思ってくれて。その先生だけでなく今でもなぎさは、先生同士で授業の工夫を話しあったり研究熱心です。そんな先生がお手本ですから、私もとりあえず授業、とりあえず宿題ではなく、子どもたちにとって意味のあることにしたいです。

一人ひとりの「これ、やりたい!」を知り、しっかり実現してあげられる先生を目指します。

イメージ
イメージ

誰かの役に立てる人になりたいと目標が生まれました。

中尾 美結さん

なぎさ公園小学校 2016年3月卒業(第6期生)

広島なぎさ高等学校 卒業

国際基督教大学教養学部 アーツ・サイエンス学科進学

なぎさでの英語学習は私が国際系に進みたいと思った大きなきっかけの一つです。ネイティブの先生が常に校舎にいるだけでなく、留学生と交流する機会も多くあります。そこでのコミュニケーションを通じて英語の楽しさに気づき、どんどんのめり込んでいきました。初めは自分の感情をうまく英語で表現できませんでしたが、会話を重視した授業やレシテーションコンテストへの参加を通して、高校で留学したモントリオールの平和式典ではスピーチをさせていただきました。小学校生活の中では様々な壁にぶつかり、思い悩むことが多くありました。そんな時、先生方はいつでも私たちのそばにいて暖かく見守り、支えてくださりました。一人ひとりの個性を大切にし、どんなことでも応援してくださった先生方には本当に感謝しています。「誰かの役に立てる人になりたい」と強く思ったのも先生方のおかげです。”様々な国の子どもたちに多言語教育を提供する仕事に携わる仕事がしたい。” 私の夢の原点は小学校での学び、そして先生方との出会いです。

学業面でも人格面でも私を大きく成長させてくれました。

杉山 祐希さん

なぎさ公園小学校 2016年3月卒業(第6期生)

広島なぎさ高等学校 卒業

岡山大学 文学部人文学科進学

私は英語科教員になるという夢を抱いています。進学先では中学校教諭一種免許状・高等学校教諭一種免許状は取得可能ですが、取得できない小学校教諭免許状についても将来的には取得したいと考えています。英語や異文化と出会ったのは小学1年生のとき。遊びを取り入れた楽しい授業で、英語や異文化に対する抵抗が生まれにくい環境でした。それが、今日に至るまで私の中で英語に対する苦手意識が芽生えなかった理由であり、私が英語や異文化に関心を寄せた理由でもあるのだと思います。今振り返ると、なぎさ公園小学校での学びは、学業面でも人格面でも、私を大きく成長させてくれました。教科書やノート上の学習だけでなく、実際に自らの手で学び探究していくことの楽しさや、仲間と協力して目標を達成することの難しさ、粘り強く挑戦することの大切さ、命の尊さなど書き起こせない程多くのことを学びました。大学入学後は新しい土地でスタートを切ることになりますが、なぎさ公園小学校はいつまでも私の原点であり、心の拠り所です。
写真左:中尾さん 写真中央:佐々木先生 写真右:杉山さん

夢に向かっていく教え子たちを、ずっと応援しています。

佐々木 裕介先生

1995年4月 広島工業大学附属中学校(現広島なぎさ中学校)入学
2001年3月 広島工業大学附属広島高等学校(現広島なぎさ高等学校)卒業
2008年4月 なぎさ公園小学校赴任

中尾さん、杉山さんは教員生活で初めて受け持つ卒業生。特にクラスで印象に残っているのは、長崎県壱岐への修学旅行です。お世話になる民宿のお父さん・お母さんへ感謝の気持ちを伝えられないか、リーダーの子どもたちを中心に、議論を重ねていたことを思い出します。メッセージカードをサプライズでプレゼントできるように段取りを考えたり、現地で学んだことをもとに、グループで出し物にして、お楽しみ会をしたり。私の想像するレベルをはるかに超えて、行事を楽しみ、強く、大きく成長した子どもたち。私自身も中高6年間を鶴学園で過ごし、先生方から「教育は愛なり」の言葉どおり、「やりたい」と思ったことに真剣に寄り添っていただきました。私が担任としてどれほどのものを与えることができたか、反省も残るところではありますが、“今”という時間と空間を楽しんでくれるよう、またその経験を近い将来何かの糧にしてもらえたらと、その一心に励んできました。こうして教え子が夢に向かって歩んでいく姿を見ることができて大変幸せです。